赤ちゃんの最適な夏の服装とは？月齢別服選びのポイント

初夏は朝晩と日中の寒暖差が激しく着るものに迷うことが多く、真夏は酷暑の屋外とエアコンが効いた部屋の中との温度差にも注意が必要と、夏は意外と赤ちゃんの服装に悩みがちな季節。

また、夏に赤ちゃんが生まれるという妊娠中の方で、どんな服を準備すればいいのか悩む…という方もいるのではないでしょうか。

赤ちゃんは自分で体温調整ができないので、暑くても寒くても泣いて訴えることしかできません。

この記事では、夏の基本的な赤ちゃんの服装についてご紹介します。

赤ちゃんの夏服選びのポイント

新生児期／〜1か月

新生児期の夏の室内着は〈短肌着＋長肌着（コンビ肌着）〉

新生児期の赤ちゃんは、免疫機能が未熟で環境の変化に弱いです。大人よりも外気温の影響を受けやすく体温調節が苦手。

また、赤ちゃんのお肌はデリケートかつたくさん汗をかくので、着せ過ぎでの発汗によるあせもなどの皮膚トラブルに注意する必要があります。

ママの産後の体力回復のため１か月検診まではお出かけしないという人が多いので、基本的に部屋の中で過ごすことになると思います。

新生児におすすめの夏の服装は、〈短肌着＋長肌着やコンビ肌着〉の肌着のみスタイルです。

新陳代謝が活発な赤ちゃんのために、短肌着は汗取りに長肌着（コンビ肌着）は保温の役割があります。

エアコンが効いていない室内であれば、短肌着1枚だけでも大丈夫です。

新生児期は赤ちゃんはあまり足は動かさず、頻繁にオムツ交換もあるため、前開きの短肌着か長肌着1枚のみがおすすめ。

オーガニックコットンなど、やさしい綿100％のものを選んであげてください。

ねんね期／1〜3か月

ねんね期の服装は〈長肌着（コンビ肌着）＋プレオール〉

1か月検診もあり、お出かけに挑戦するのが増える頃。

ねんね期の赤ちゃんも基本は新生児の服装と同じで、室内では〈短肌着＋長肌着やコンビ肌着〉の肌着のみスタイル。

外出する時は、肌着1枚の上にプレオールがおすすめ。

首がまだ座っていないので前開きタイプのものが脱ぎ着させやすく便利です。

酷暑の時は、肌着をメッシュ素材やノースリーブにしてあげると涼しげでかつ汗も吸い取ってくれて快適です。

この時期の赤ちゃんは仰向けでずっと寝ており背中に汗をたくさんかくので、背中に汗取りパットを入れて時々交換してあげると汗で冷えることがないのでおすすめですよ。

寝返り期／4〜6か月

寝返り期の服装は、はだけない〈ボディシャツ＋洋服〉

首も座って洋服のレパートリーも増え始める頃。かぶり仕様のものが着替えが簡単でラクになってきます。

寝返りをするようになるとそれまで着ていたような短肌着や長肌着だとはだけてお腹が出てしまうので、腹部がつながったボディシャツを着せてあげましょう。

夏だと肌着無しで洋服を着る方もいますが、肌着を1枚入れておくとあせも対策になります。

ノースリーブのボディシャツにしてあげると涼しいかつ、袖など見えたりもたつくなど洋服に影響が出ませんよ。

おすわり・ハイハイ期／7〜9か月

おすわり・ハイハイ期の洋服は〈ノースリーブ肌着＋洋服〉

動きがますます激しくなってくるこの時期と夏が重なるとさらに暑くなり汗を多くかきがち。

なので肌着は通気性が良いメッシュ生地のノースリーブが最適！

レッグウォーマーやトレンカを組み合わせれば冷房の効いた場所でも足元が冷えず、ハイハイの時にお膝も守られます。

たっち期／10〜12か月

たっち期は歩行をサポートするベビーシューズをプラスしよう

たっち期の服装はおすわり・ハイハイ期とほぼ同じ。

たっちができるようになったらベビーシューズを履かせてあげましょう。

本来、歩行の発達のためには裸足が一番であるため、靴を履いている時もできるだけ裸足に近い状態で足を動かせるシューズを選ぶことが大切です。赤ちゃんの足を優しくサポートするプレシューズを選んであげてください。

夏の赤ちゃんの就寝時の服装は？

夏の気温が高い時期に赤ちゃんが寝る時の服装には、涼しさは当然ですが安全性を考慮することも重要です。

新生児から３か月頃までの赤ちゃんは日中よく寝る子が多いため、夜寝る時のパジャマを特別用意する必要はありませんが、「パジャマに着替える」という行為を寝る前のルーティーンの一つにすることで寝かしつけがスムーズになることがあります。

室温を24〜26度に調整したうえで、以下の服装がおすすめです。

半袖ロンパース肌着＋夏用の腹巻き

そんな方は、半袖ロンパースに夏用の腹巻きをしてあげるのがおすすめ。腹巻きがない場合は、腹巻きの代わりにガーゼおくるみをお腹に巻いてあげましょう。

半袖ロンパース肌着＋スリーパー

赤ちゃんはタオルケットやガーゼを何度掛け直しても蹴飛ばしてしまいがち。寝冷えが心配な人は「スリーパー」を着せてあげましょう。

スリーパーだとタオルケットなどが顔にかかることによる窒息の心配が防げます。

夏用にガーゼやパイル地など薄手で吸汗性に適した生地のものを選ぶと赤ちゃんが快適ですね。

肌着＋スワドルアップ

そんな方は、短肌着や半袖の肌着に「スワドルアップ」がおすすめ。

スワドルアップには種類がたくさんあります。オールシーズンタイプは中の肌着をメッシュ素材にしたり、夏用のメッシュのタイプのスワドルアップを使うなど気温によって調整してあげましょう。

また、スワドルアップを使用する際はタオルケットなどは掛けないようにしましょう。

夏の便利アイテム

日よけ付きの帽子

日よけ付きの帽子は夏のお出かけ時のマストアイテムです。大きめつばで顔まわりをUVカットし、首のうしろに日よけが付いているデザインだと首元も紫外線からガードしてくれて、首元の汗も吸収してくれるので安心です。

UV&虫除け対策スプレー

皮膚がデリケートな赤ちゃんには日焼け止め対策はマスト。お肌に優しいオーガニックで、紫外線カットと虫除けを同時にしてくれる「2in1」アイテムだと持ち物も増えないので便利です。スプレータイプは気になった時にすぐシュッとできるのが嬉しいですね。

まとめ

月齢や成長によって動きやすい服装が異なるので、赤ちゃんに合った服を選んであげましょう。

赤ちゃんは大人よりも暑がりで汗っかきなので、着せ過ぎで余計な汗をかいてあせもなどブツブツお肌に悩まないよう、夏は薄着を心がけて。汗をかいたあとは、すぐに優しくキレイにしてあげることも大切です。

年々暑くなっていく夏を赤ちゃんと一緒に快適に楽しんで、酷暑を乗り越えましょう！